危険サインを見逃さずに!
既外壁は常に雨や風、紫外線だけでなく、排気ガスなどにさらされる厳しい環境の中で建物を守っています。気がつくと美しかった外壁にひび割れなどの劣化の症状が…。せっかく出ているこの危険サインを放っておくといつのまにか建物 躯体へ劣化がじわじわと広がっていきます。せっかくのサインは見逃さずに適切に対処が必要です。気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
こんな症状が出ていたら要注意
外壁のひびは建物躯体内部へ水が入り込む原因となり、建物躯体の強度劣化や爆裂などの現象の原因にもなります。爆裂はコンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを破壊して外部まで鉄筋が露出する現象で、コンクリートが落下する危険もあります。
タイルが剥がれて落下。他のタイル も浮いているため、小さな衝撃で落下する恐れがあります。
ヒビから内部に水が入り込むと強度低下の原因となります。
内部鉄筋の爆裂により、一部コンクリートが落下しています。
定期的な外壁調査が必要に
ビル・マンションの外壁、特にタイル壁の落下は駐車場にある自動車等を傷つけたり、通行人や居住者にけがを負わせるなど大事を招く危険が潜んでいます。このような事故が発生してしまった場合、その責任は誰が取るのでしょうか。もちろん建物オーナー、管理者、マンション等管理組合の責任となります。点検の義務を怠り危険な状態にある外壁を放置し補修しなかったとして賠償責任を問われることになるのです。
特殊建造物定期調査制度
建築基準法の規定で、多数の人が利用する建築物を特殊建築物と言います。それらの事故や災害を防止するため、建築物の管理者は、外壁等の状態を特殊建築物調査資格者等に定期的に調査をさせ、指定機関に報告する制度です。5階建て以上のマンションは特殊建築物に指定されています。スエヒロ工業では、有資格者が特殊建造物定期調査制度に基づく調査診断を行っています。建物の具合によっては、緊急補修も承ります。
建物の外壁がタイル、石貼り、モルタル仕上げの場合
- 3年毎の通常(手の届く範囲の打診)打診調査
- 10年毎の全面打診調査(H20年4月改正)
- 調査結果表、結果図、報告、写真のある調査報告書の作成
ひび割れ補修の新工法「TNC工法」
外壁のクラック補修は「Uカット+シーリング充填」そんな固定概念はありませんか?
しかし、Uカットシールは、手間がかかる、騒音・粉塵が出る・危険作業、後から仕上がりに影響が出るなど課題も多いのではないでしょうか。そんな時こそ、「貼る」クラック処理を使ってみませんか? とっても簡単・スピーディー、そしてもともとの仕上りの質感に馴染んで、非常に綺麗な外壁改修が可能です。又、抜群の防水機能を発揮します。今までになかった、クラック補修の概念を変える新発想です。